2008年2月22日 (金)

二葉町防災マップがようやく完成

Futababousaimap 防災マップがようやく完成しました。

 印刷すればただの1枚の地図にすぎません。でも避難場所の確保にはそれなりに苦労がありました。なぜなら町内には高台も耐震構造の公共建造物がないからです。

 二葉町「防災マップ」の特長を説明いたします。

1)町内の3階立て以上の建物持つ主の皆様が共用部分である階段部、屋上部などへの津波や水害時の「津波一時退避(退避)場所」とご協力いただきました。二葉町町内会、二葉町自主防災会、建物持ち主と3者にて「緊急避難を要する事態発生に避難所として使用する協定書」を締結しました。二葉町内10箇所(黄色で防災マップに表示)しています。

その建物が耐震性があるのかどうかは不明です。そのあたりは持ち主もわかっておられ「うちの建物が地震に倒れなくておれば、近所の皆さんが浸水の脅威を感じられたときに共用部分の階段や屋上に一時避難されてもかまいません。」という協定(約束事)です。

2)災害時要援護者1時避難場所としまして、国土交通省土佐国道事務所のご理解を得まして鏡川大橋歩道部を防災マップに表示させていただきました。

 これも1)の二葉町内での動きがあったので、橋の施設管理者としてご理解いただいたものであると思います。

3)防災用備品倉庫や防災害行政無線拡声局、消火栓、公衆電話の位置も防災害マップに表示しました。

4)二葉町全所帯に二葉町防災マップを全戸配布いたします。また町内16箇所に掲示し、周知徹底をはかり日常から防災意識の徹底をはかります。

 明日(23日)は二葉町自主防災会のリーダー会です。各班ごとに防災マップが配布され全戸配布されます。

 PDFも参考ください。

「futaba-bousaimap.PDF」をダウンロード

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2008年1月 9日 (水)

二葉町自主防災会役員会が開催されました

Bousaimap01  (ラフ案のマップです。)

1月9日二葉町自主防災会の役員会が開催されました。顧問の西田政雄さんも来られました。役員6人が出席いたしました。

印刷会社から第1回目のラフが出ましたので、それを、もとに意見交換しました。

 今回のテーマは「防災マップ」づくりの検証です。あらかじめ集めた情報を1枚のB3版の町内地図に盛り込みます。

 字句の訂正、追加情報を加えての校正は終了しました。後は、民間マンションなどの所有者との自主防災会・町内会との覚書の締結が終了すれば、防災マップへ掲載することができます。

 緊急避難を要する事態発生に避難所として使用する協定書

 PDFファイル参考

「microsoft_word.pdf」をダウンロード

 防災用の備品の購入や、防災備品倉庫の購入計画など具体的に二葉町自主防災会は動き出しました。

 土佐国道事務所の管轄の鏡川大橋の歩道部が「災害時要援護者一時避難場所」として承諾をいただきまたら、二葉町の防災マップは完全になことででしょう。

Yakuinkai_r

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2007年12月26日 (水)

官・民皆が協力して防災対策を

Furuiie (古い木造住宅が密集しています。)

 海抜0・2メートルの低地で海が近い高知市二葉町。町内に丘はなく、公共施設の避難所はありません。二葉町自主防災会では自分達で出来ることはやろうということで、町内の3階立て以上の建物の所有者に交渉し、津波の時の一次避難所(待避所)としての階段部や屋上部への近隣住民の退避をお願いしています。

 現在10箇所の建物のオーナーの理解を得ています。後は、大きなマンション(管理組合や警備会社が管理されている)とことと、二葉町自主防災会が覚書を締結して、近隣住民の一次避難所(待避所)の指定できることへのご理解が必要です。

 それと平行して国土交通省四国整備局土佐国道事務所の管理されている鏡川大橋の歩道部と、高知県土木部海岸課が管理されている堀川水門が待避所として活用できれば、町内の防災危機管理は格段に進展します。

 それぞれ立場があり調整は簡単にはいかないとは思います。それで高知市防災対策課へ相談にいきました。青木憲孝主査にそのあたりの調整をお願いしました。なにせ町内の住民の命がかかっているのですが、「前例のない」ことですので慎重に協議しませんと。

 年明けには印刷業者から「防災マップ」のラフのラフ(素案)が出てきます。地図への表記や表現方法をお互いチェックしながら、わかりやすい表現で町民各位に周知徹底ができるようであれば良いと思います。

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2007年12月25日 (火)

高知県海岸課と折衝

(堀川水門です。)写真左側が二葉町。Hsuimon_r  二葉町は海に面しています。また海抜は0・2メートルです。

 町内には丘のような高台はありません。

 堀川水門は高知県海岸課が管理しています。12月21日訪問しました。松本州兄課長と安藤博康主任と面談しました。

 そのなかで松本課長は「平成23年度に堀川水門は耐震工事をします。それで震度5を感知すれば自動的に水門が降ります。」

「また機械室の部屋の一部が空室があります。高知市役所防災対策課とも協議したいが、そこへ地域の自主防災会の一時避難所や災害用備蓄倉庫などにすれば良いのではと検討しているところです。」との話でした。

 先日も土佐国道事務所へ行きましたが、公共財も防災施設として地域の住民と行政側の円満な協議で活用できればよいと思いました。

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2007年12月24日 (月)

防災マップ打ち合わせ会

Futabachouu_r  二葉町自主防災会の役員会が12月20日開催されました。二葉町防災マップ作成にあたり協議しました。6人が出席しました。

「二葉町内には逃げ込める高台がない。」

「耐震性のある公共の建物はない。下知市民図書館はいつ防災施設を併用した図書館になるかわからない。」

「津波の一次避難所(待避所)を二葉町内の3階建ての共用部分がある所有者と交渉して地図に掲載できるように各人努力すること。」

「鏡川大橋(管轄土佐国道事務所)、堀川水門(管轄高知県海岸課)にも交渉し、一次待避所として防災マップに記載できるようにしたい。」

 年末で慌しい時期でした。各人手分けしてマンション管理者や、官公庁、印刷業者への折衝をすることになりました。

 それでその結果を来年1月中旬に印刷業者のラフをもとに行うことにしました。

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2007年12月20日 (木)

土佐国道事務所を訪問しました

 12月20日に国土交通省四国整備局土佐国道事務所を訪問しました。二葉町のすぐ近くにある鏡川大橋を管理している官庁です。

 先日二葉町自主防災会の西村情報班長が訪問して事情を聞いていましたが、別の部署と接触していたため出直しました。また自主防災会の顧問をされている西田政雄さんが以前高知シティFM の番組「ラジオでつなぐ防災フォーラム」に小林副所長が出演されたご縁もあって仲介の労をとっていただき情報交換をしました。

 荒木二葉町自主防災会副会長と西村情報班長、西田政雄防災寺子屋塾長と小林幸雄土佐国道事務所副所長、尾松達生管理第1課長と面談いたしました。

Koohasi2_r_2

高知市二葉町は今や高知市で最も交通量の多い国道56号線に隣接しています。鏡川大橋北詰から、電車通りまで二葉町です。先日南方向の車線が鏡川大橋手前で2車線になり。北方向が右折車線が2車線になって4車線になりました。

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 現在鏡川大橋は「耐震補強工事」をされています。大きな地震が来ても橋が壊れたり、落下することはありません。工事は来年3月末に完成します。

 荒木副会長は「町内でも現在14の班にわけて自主防災活動をしています。向こう3軒両隣の意識で、班内で3階建て以上の個人住宅や民間マンションの所有者に接触し、津波時の一次避難箇所をご理解を得てこしらえつつあります。
 しかし階段があり、足の悪い人、車椅子の人への対応ができません。もし鏡川大橋が一次避難所として利用できれば町内は助かります。」

 西村情報班長は「鏡川大橋なら斜路もありバリヤフリーなので歩行困難者もスムーズに町内から誘導できます。耐震補強工事もされているようなので、是非ご検討いただきたい。」と言いました。

 小林幸雄土佐国道事務所副所長「道路は公共財ですので非常時に来てはいけないとは人道上は言えないですね。でもあくまで個人的な見解ですが。」と言われました。
 尾松達生管理第1課長は「高知市防災対策課からも相談を受けています。」と言われました。なにせ前例のないことなので、十分に検討させていただきたいというのが国土交通省四国整備局土佐国道事務所の見解でした。

Koohashi3_r_3  当然であると思います。可能なら二葉町防災マップ(地図)に表記したいのですが・・。国、住民、市役所での円滑な話し会いも必要であると思いました。慎重な協議が必要であると思います。

 もしそうなれば少しある段差(車道と歩道の)を平滑にしていただきたいですね。それと継ぎ目のへこみ部も平滑にしていただければ幸いですね。

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2007年6月11日 (月)

二葉町まち歩きをしました

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 二葉町自主防災会事業の1つである「防災マップづくり。」。そのための第1回二葉町まち歩き事業が、6月10日(日曜日)午後5時から行いました。
 二葉町自主防災会のメンバー6人。アドバイサーは自主防災会結成時にお世話になったNPO我が家を見直す会の西田政雄さんです。

Map1  まず最初に堀川水門付近を視察。津波時にこの水門付近に周辺住民が逃げ込めるかどうか。確認しました。最初の踊り場には10人程度の住民は駆け上がることは出来ることを確認しました。
Map2_1
 高潮堤防ですが、継ぎ目のところに亀裂が入っており、老朽化が目立ちます。「大潮の時に見に来たらもっとわかりますよ。」と周辺の人からの助言がありました。

Map3

 津波で海水がおし寄せてくれば、放置してある自動車は道路上に流れ、避難路をふさいでしまう可能性もあるのではないでしょうか。

Map4

 二葉町町内には意外にもブロック塀は多くはありません。宅地の敷地が狭小で、敷地一杯に家屋が建っているからでしょう。

 そのかわりエアコンの室外機が、壁面に取り付けられている家屋が多いです。道路に面して取り付けられている事例もあります。

Map5eakon  2階建ての駐車場は2階部は津波からの避難所として適切です。消火器も備えられていますし。
 最近完成した高層マンションなども一時避難施設としては適切です。今後の町内会との協議が必要であると思います。

 まち歩きをしますと、今まで「気がつかなかった」ことがわかります。今回は「さわり」の部分だけでしたが、各自何度か点検し、またワークショップを行って、防災マップをこしらえたいと思いました。Tyusyaba_1 Tyusyaba2

Manshon

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