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2008年11月15日 (土)

自主防災会準備講習会

Setumaikai_r  高知市中宝永町黒岩町内会長の呼びかけで、周辺地区に自主防災会結成のための準備講習会が11月14日(金曜)の午後7時より、下知消防分団会議室で開催されました。

 説明講師は高知市危機管理室の青木主査。防災寺小屋塾頭の西田政雄氏。住民10人が集まっていました。

 都市部の自主防災会は出来そうでなかなかできません。中心市街地の空洞化で「過疎化」「高齢化」が進展しており、「世話役」になる人がいないとのこと。

 中宝永町でも深刻な状態だそうです。既成の町内の枠組みを乗り越え、広域で自主防災会をこしらえようということになりました。

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 西田政雄さんからは、行政側が言えない情報の提供もありました。「自分達でなんとかしないといけない。」という気概がなければ助かる命も助からないとの説明もありました。

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 市役所の青木氏からは、南海地震の規模、被害予想、地震罹災地の救助された人の90%以上は、家族やご近所が救助したというデータが示されました。

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 今回は「地震とは」「どうすればいいのか」という説明会でした。

 中宝永町だけでなく、南宝永町、城見町、農人町など自主防災会のない町内の人たちも来られていました。これからの動きが大切です。

Simozigazou_r (画像では昭和南海地震で甚大な被害を受けた下知地域が紹介されていました。)

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2008年11月 9日 (日)

二葉町に公共津波待避施設の建設を

Ikumitunamitunamihinankasya  30年以内に襲来する南海地震。私の居住する高知市二葉町は海抜0メートル地帯。想定震度は最大の7。

 Kaibatu0 1メートル以上地盤沈下は確実と言われています。更に巨大地震の場合は津波の襲来も想定されています。

 二葉町では2年前に全所帯調査を行い自主防災会を結成しました。講演会や炊き出し訓練、会報の発行、震災地神戸長田区の訪問など活動をしてきました。

 防災マップを作成する中で、1番悩んだのは地域内に自然地形の高台がなく、「浸水の恐怖」から逃れる場所がないことです。そこで町内の3階建て以上の共同住宅所有者のご理解を得て、町内会と自主防災害との3者協定を締結し、緊急時一時待避所を町内に10箇所こしらえました。

 急がれるのは公共で耐震性のある津波待避所です。住民200人程度が待避できる場所の設置が急がれます。地域に最低2箇所は必要です。その場所がなければ地震を想定した地域の避難訓練すら出来ません。

 行政の仕事は住民の命と財産を守ることです。県知事も高知市長も取り組むべく最優先課題として取り組んでいただきたい。同様の地域は高知市だけでも潮江,高須、大津地域です。

 自助・共助は構築しました。後は公助の出番です。

Tunamihinankaidanyasu 香南市夜須町では津波待避階段があり、役場屋上にすぐに待避できる施設があります。

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