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2008年10月27日 (月)

高知新聞に長田区鷹取町との交流会が掲載

Takatorifutaba

 今朝の高知新聞5面には「高知地震新聞」です。「高知市の自主防 長田区訪問」の見出しです。

 10月5日に、二葉町から17人、近隣町内会から3人、市議が2人、橋渡し役のhttp://www.nc-21.co.jp/dokodemo/gesuto6/nishida.html西田政雄さんの合計23人で
長田区鷹取町を訪問しました。

 石井会長の話と、旧山古志村の田中さんの話を参加者はわが事として聞き入りました。

 関連ブログの記事もご参考に。

http://futaba-t.cocolog-nifty.com/blog/cat31916625/index.html

http://npowagaya.blog.ocn.ne.jp/nisiyann/2008/10/post_3e7b.html

 市民同士の交流会がいかに大事かということを思いました。
Mori_r 交流会で挨拶される森二葉町自主防災会会長

Shinbun2mm_2 「adobe_photoshop_album_mini_3.pdf」をダウンロード

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2008年10月22日 (水)

内閣府の調査では高知市下知地域は絶望的

Shimozisinsuimm (1946年の昭和南海地震で浸水した下知地区)

 以前潮江地区でNPO活動をされている建築設計士の田上圭一さんに、内閣府が高知市下知地区を視察したレポートを紹介していただきました。

 下記PDFファイルを参考。

 それによると、さえん場付近から若松町・青柳町までの地域には高台がなく、耐震性のある公共建築物はかるぽーとしかありません。

 そこへ地震時その後の地盤沈下、水没から逃げるにはかるぽーとまでどう逃げるのか。「津波避難ビルについて」の無責任なコメントがあるだけ。
 国の防災防災対策なんて実にいい加減でお粗末であることがわかった。

 西田政雄さんがネット上で検索し、見つけたようです。そのブログ記事も参考に。

 津波避難ビル等に係るガイドライン検討会

 さえん場から、桜井町、宝永町、知寄町、二葉町、若松町、金田町、青柳町などの高知市下知地域は低地で平野部です。小高い山もなく、耐震性のある公共建築物もありません。

 行政側は南海地震対策のために地域に自主防災会の設置を呼びかけてはいますが、今ひとつ結成率が悪いのは、「どこへ逃げてえいかもわからんのに何をするのか」という根深い不信感に基づいているからです。

 この地域に必要なのは耐震性のある公共建築物でしょう。ビルが予算不足で無理であれば、公園内に津波避難用タワーを鉄骨でこしらえるべきでしょう。いざというときに周囲の住民が逃げ込める施設です。
Calport かるぽーと。二葉町から避難するには遠すぎます。

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2008年10月19日 (日)

2008年昭和小でのあそぼうさいに参加

Undouzixyou1_r  今年の高知市昭和小学校校区の「あそぼうさい」(防災体験学習参観日)は10月19日午前9時から開催されました。上天気でした。我が家は母と家内と私と3人で出かけました。運動場には9時半集合で生徒、父兄、教職員、地域住民ら約1000人が集まりました。

 町内ごとにボードが立ててあり、参加者は名前を記入するようになっています。

 各展示ブースを見学しました。最初は液状化現象の簡易実験装置です。シルト上の粘土の上に建物・マンホール・電柱が立っています。振動装置を当てますと、マンホールは浮き上がり、電柱は倒れ、建物は傾いてしまいました。この昭和校区全域で大地震が起こればそうなるでしょう。Ekizixyouka_r                                                                                 
 次に津波発生装置の模型。大きな水槽に津波を起こさせる柵があり、それを動かすと壁のような水が出来上がり(それが津波),津波の怖さ、破壊力を伝える模型です。

Tunami_r  体育館へ移動しました。そこでは家具転倒防止用品や防災用品も展示されていました。このなかで本当に必要な備品を調達せんといかんですね。

100円ショップやスーパーで代替できるものもたくさんありますし。

Bousaiyouhin1_r  昭和校区の過去の災害の写真展もありました。記憶に鮮明にあるのは1970年の台風10号の大水害。地域全体が水没し、3日間は水が引かなかったのですから。

Kakutentouboushi_r   またぬいぐるみキャラクターを使った地震啓発劇も大人気でした。多くの生徒と父兄が見ていました。
 体育館を出た西門付近では炊き出しがおこなわれたいました。
大きな鍋に水をいれ、無洗米に水を入れ、袋の上部を縛る。飲料水は青柳公園にある耐震貯水槽からくみ出したものをペットボトルにいれて持ってきているようです。
Takidashi1_r Bousaigeki1_r

Takidashiaraki_r  おむすびを頂きましたが、なかなか美味しくいただきました。

Omusubi_r  消化訓練も消火器を使って消防団員の指導で行われました。

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 プールでは放水訓練も実施されました。なかなかの人気です。

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 今回は児童と父兄を主体に学校参観日として「あそぼうさい」が行われました。それに地域の団体(二葉町自主防災会も協力団体として)も加わり、協議をして開催されました。お天気に恵まれよかったですね。

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2008年10月18日 (土)

高知シティFMに出演しました

Hn_r (番組ホストである橋本さんと西田さん)

 いつもは高知シティFMスタジオでは出演者(ゲスト)をお迎えする立場の質問者なのですが、今回は「ラジオでつなぐ防災フォーラム」のゲストで出演しました。

 西やん(西田)とハッシー(橋本)さんがコンビでされている防災対策啓発番組なのですが、今回私は地元の二葉町自主防災会情報班長としての出演でした。

 立場が逆なので勝手が違いますが、ゲストの心境がわかりました。しばらくゲストにならなかったので忘れておりました。

 お話は二葉町自主防災会結成のいきさつや、その後の展開と展望の話をさせていただきました。

 また二葉町防災新聞やブログ二葉町防災新聞ブログ版の話とかさせていただきました。

 10月5日に西やんの橋渡しで二葉町自主防災会と神戸市長田区鷹取町内会との市民同士の交流事業についてもお話させていただきました。

 なんか時間が足りないようですね。ゲストって難しいものですね。放送は11月です。
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2008年10月 6日 (月)

石井鷹取町内会長の話

 「わしらはまさか神戸に地震が来るなど思ったことはなかった。だから軍手1つ持っていなかった。地震の後は3日間というもの救援物資も来なかった。本当に着の身着のまま放り出されたようだった。」

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「地震は人間の力ではどうしようもない。地震にあったらまず逃げること。訓練であるようにまず火を消して、ブレーカーを落としてなんていくことなどできん。怪我せずまず逃げることや。」

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「地震で崩れて、またみんな燃えて更地になったらさびしいもんや。罹災したら自助努力や。行政はあてにならへん。行政職員も地震の被害者やから。地震のとき姫路の自衛隊は須磨まで来ていた。けんど県知事の要請がないと神戸市で救援活動はできへん。

 結局すぐにこれず入れてのはずいぶんたったことや。阪神大震災後、自衛隊も早くくるようになった。ガスも元栓が震度4で閉めるようになっているし。電気も漏電を調べてからでないと通電しません。

 阪神大震災の大きな犠牲を払って安全対策、防災対策は進みました。」と石井さんは言われました。多数の人たちの尊い犠牲で、防災対策が進展したことを私達は忘れてはいけないと思います。

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速報 神戸市長田区鷹取町内会との交流会

 10月5日は二葉町自主防災会メンバー17人と、南宝永町町内会長、高知市議会議員や報道関係の人たち総勢24人で神戸市長田区鷹取町内会を訪問し交流を深めました。これは神戸市との交流のある防災寺小屋塾頭の西田政雄さんが、架け橋になっていただきました。

 午前7時に二葉町下知図書館をバスで出発、約4時間をかけまして神戸市「人・未来館」へ到着しました。ここは1995年の阪神大震災の罹災状況が「体験」できる施設です。そこであらためて参加者は阪神大震災の罹災状況を確認しました。

 大掛かりなスクリーンでの阪神大震災の体験コーナーなどがありました。ただ展示品は「陳腐化」しており、一度見たら2度来たいと言う施設ではありません。

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 南海地震の巨大さを示す模型も展示していました。

 続いて阪神大震災時にもっとも被害が大きかったという神戸市長田区の鷹巣町内会を訪問しました。会場は旭若松公会堂です。地域は地震で大きな被害を受けただけでなく、震災後の火災で地域が全焼しました。

 鷹取町内からの参加者は石井弘利さん(鷹取商店街振興会理事長)と、チョ・ホンリさん(在日コリア2世。一級建築士。阪神大震災の罹災者でありその後、新潟中越地震の救援隊として山古志村に駆けつけた熱い人です。鷹取町内から17人の人たちも参加いただき、賑やかな異見交流会になりました。

 浜崎為治司市議会議員。長田区選挙区の市議会議員。消防団長も勤められていました。罹災直後から神戸市の市議活動で復興支援されてきました。

 鷹取町内だけで100人を超える町民が地震でお亡くなりになりました。震災後年に2回震災記念日と、地蔵盆で犠牲者の供養をされておられます。

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 森宏二葉町自主防災会会長からの挨拶がありました。石井会長から食事でもしながらということで、地元で段取りしたいただいたお弁当を食べながら交流が始まりました。

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 当日は高知新聞社会部の記者の人や、地元の毎日新聞と、産経新聞の神戸支局の記者も取材に来ていました。

産経新聞兵庫版ニュース

 震災の教訓を防災に 高知・二葉町市民が長田で交流会

毎日新聞・兵庫版

 南海地震対策:阪神大震災被災者に心構え学ぶ 高知の自主防災会が長田を訪問 /兵庫

 なかなか活発な意見が出て有意義な交流会でした。

Araki_r (二葉町防災マップ作成のいきさつを話される荒木副会長)

 上田貢太郎市会議員と細木良市会議員も参加され「大変有意義な交流会でした。」との感想を言われていました。

 交流会の様子の詳細報告はまた行います。

Miokurinagata_r (見送っていただきました。)

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