荒木副会長がパネラーで登壇
6月14日(土曜日)にこうち福祉交流プラザで開催されました「要援護者の南海地震対策を考える」というシンポに二葉町自主防災会の荒木副会長が出席しました。このシンポは第7回福祉機器展のなかで開催されました。
介護福祉の分野は防災時の対策に関心が薄いところがありました。しかし大地震や災害は症状に関係なく襲うものです。電気が使えないときにどうするのか。だれが避難誘導するのかという深刻な問題があります。
高知大学の岡村教授は「僕も心臓疾患をかかえている病人。薬のリストは持ち歩いている。症状のある人は、せめて寝室を家具の倒壊や自宅が落下しないような耐震補強から始めるべき。介助する人も自宅や事業所の耐震強化からはじめてください」。
荒木副会長は
「二葉町では全所帯調査をしました。災害弱者(小学3年以下、80歳以上。障害を持たれている人を)自己申告により全所帯把握しています。その情報は自主防災会役員で共有しています。またその情報をもとに防災マップを作成しました。
二葉町は海抜0メートル地域。地震の時に水没します。そこで町内の3階建て以上共同の建物を所有する所有者と交渉し、理解を得て各筋ごとに10箇所の一時待避所を指定しました。
また階段を上れない人達のために土佐国道事務所と交渉し、近くの鏡川大橋歩道部に要援護者一時待避所として使用させていただく許可もいただきました。その情報を町内に全戸配布しています。)
いろんな立場の人たちも参加されていました。聴覚障害者の人から「二葉町のとりくみは心強い。ほかでもしていただきたい。」との評価をいただきました。
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