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2007年3月12日 (月)

木造住宅耐震化対策についての講習会

Taishin_r  3月12日に高知市宝永町にある高知プリンスホテル会議室にて、社団法人高知法人会下知支部主催の「木造住宅耐震化対策研修会」が開催されました。講習会には関係者や住民20人が出席いたしました。

 講師は高知市住宅課の井上氏と細木氏。パワーポイントの画像で簡便な説明をされていました。南海地震の概要と、高知市の危険性。言われるように低地で、軟弱地盤。木造住宅が多く、昭和56年(1981年)以前の住宅は49900棟あると言われています。

Kentikubutu  毎年約1000棟が取り壊され建て替えされていますが、まだまだその比率は高いようです。
 講演後井上氏に聞きました。

「高知市の下知は想定震度が7ともされています。昭和56年以前の木造住宅の場合の倒壊率はどれくらいでしょうか?」

「残念ながら85%以上でしょう。倒壊し火災の危険性だけではなく、津波による浸水も想定しなければなりません。」と言われました。

Koube2_1 (阪神大震災では古い木造住宅が大きな被害を出しました。)

 講演のなかでも、「大地震時に自分達がどうなるのか?」という創造力が市民に必要であると言われました。今年1月に講演された東京大学の目黒公郎教授(都市震災軽減工学)も警告されています。

 災害と社会-なぜ備えないのか(1)朝日新聞

 二葉町は木造住宅の多い町でもあります。まずは自分の寝室の家具の固定化、可能であれば2階で就寝すること。次に家屋の耐震補強の実施です。

 話を聞きまして、「木造住宅の耐震診断」をまず町内の木造住宅の所有者は受診すべきであると思いました。そのための自主防災会での説明会の必要性を感じました。

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