2009年6月26日 (金)

今治市立花校区自主防災会役員が来訪されました

 6月26日に愛媛県今治市から立花校区自主防災会から越智英志会長と役員の伊藤雅章さんが二葉町自主防災会を訪ねて来られました。荒木副会長と西村情報班長が応対しました。二葉町自主防災会結成時からお世話になっている防災寺小屋塾頭の西田政雄さんにも同席いただきました。

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 最初に二葉町の町歩きをしました。古い家屋が多くあり、また低地で海に近く罹災危険地域であることを確認いただきました。二葉町防災マップや会報や関連資料をお渡ししました。

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 青柳公園へ移動し、防災炊き出し訓練の場所と、その折に耐震貯水槽の飲料水を使用し炊き出しをしますが、その位置の確認もしました。

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 10月11日(日曜)は、二葉町自主防災会は炊き出し訓練と消化訓練、チェーンソウの使用訓練などを青柳公園で実施いたします。立花校区自主防災会の皆様も参加し、一緒に交流し、情報交換を行う予定です。

 その後高知市種崎地区にある津波避難センターへ移動しました。宮村映子種崎地区津波防災検討会長の案内で施設を見せていただきました。今年4月に完成した地域の防災拠点です。こちらでも交流事業も予定しています。

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 1階は防災展示スペースになっています。南海地震の規模や予想被害などのパネルが展示されています。また津波シュミレーター装置も設置されています。

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 2階は給湯室と防災学習室が2部屋あります。緊急時の炊き出しも可能なようです。

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 3階は避難スペースとして大会議室になっています。防災学習会も可能です。Kannitoire_r

(簡易トイレも備蓄されていました。)

 屋上部の避難スペースです。種崎地区が一望出来ます。すぐ近くに種崎海水浴場があり、太平洋がすぐ近くにあります。

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 10月11日はこの施設も見学され、後に二葉町へ入り防災訓練をともに体験される予定です。

 種崎地区津波避難センターは山や高台のない種崎地区には必須な津波避難施設。元あった種崎公民館と三里消防分団の建物と所有地(市有地)に、内閣府の地域防災拠点施設整備モデル事業を活用し100%国費で建設されました。

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 船の形の建物形状。津波に強い構造の建物です。基礎も凄いと宮村会長は言われていました。

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2009年6月12日 (金)

後5年は下知地域は安心できません

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(2階床面に亀裂が入り改築が急がれる高知市下知図書館。地域の防災拠点として期待されている。)

 先日の高知新聞「声・ひろば」への投稿に対して、高知市役所の財政課長が回答を6月4日にしていました。  趣旨は「財政状況が好転すれば」下知図書館を最短で5年後に改築を行うというもの。実に悠長な話であります。

 ブログ記事にも書きましたが、高知市の下知地域は1947年の南海地震でも壊滅的な被害を受け、水没しています。予想される南海地震では更なる被害も地震学者は予想していまして、1日も早い避難施設が必要なのです。

 参考ブログ記事 高知市役所は市民の命を守れ

「下知」改築について

 5月21日付本欄に「下知図書館の改築は、なぜ先送りなのか」という投稿がありました。これについての高知市としての考えを述べたいと思います。

 高知市では、平成21年度から25年度までの5カ年で300億円前後の多額の財源不足が見込まれています。そのため、さらなる人件費の縮減や行財政改革の推進等による徹底した歳出の削減と、歳入の確保に取り組み、何としてでも財政再建を果たさなくてはなりません。

 一方、危機的な財政状況の中にあっても「地域住民の生存権」と表現されていましたように、市民の皆さまの安心と安全を確保するための経費など削ることのできない事業もあります。

 この厳しい財政状況の中では、まずは学校施設の耐震化や消防施設の整備など、喫緊の対応を迫られている事業の経費を確保することが最優先となっております。

 下知地域には公共の建物が少ないことから、住民の避難場所として、下知図書館を改築する必要があります。平成25年度までの厳しい時期を乗り切ることができれば、財政状況は好転していく見通しであり、下知図書館の改築は同年度以降に優先度の高い事業として取り組んでまいりたいと考えております。

 *橋本和明=高知市財政課長

20009年6月4日 高知新聞朝刊「声・ひろば」欄より引用

 下知地域は高齢化が進んでいます。地域の防災会の担い手も後5年もすると機能しているかどうかもわかりません。高知市役所は無駄遣いをやめることです。市長以下幹部や議員や職員の一時金支給を財政再建するまでは止め、低地の避難所のない地域への耐震避難所の建設を最優先すべきでしょう。

 下知地域を含む高知市市街地の低地に住む市民は8万人います。常に命と財産を危険にさらしながら生活しているのです。

Godaisanmm 昭和21年の昭和南海地震では二葉町など高知市下知地域の大半は水没しました。水は3ヶ月間引きませんでした。

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2009年5月21日 (木)

江ノ口地域の立派な防災拠点

  高知市江ノ口地域にこの度完成した図書館と公民館の複合施設。低地の高知市での防災拠点でもあります。5階建てで立派な建物です。

Enokutitosyokan_r  6月から利用可能であるとか。

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同じ低地である下知図書館の改築工事は財政難で無期延期になったようです。

 避難場所のない二葉町では心配事の種はつきません。

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2009年5月19日 (火)

筆山トンネル脇の津波一時待避所

H1_r  高知市の潮江地区。国土交通省高知工事事務所が整備している土佐道路。その筆山トンネル脇に津波避難一時待避所が出来ました。

 潮江地区の自主防災会住民と国土交通省との幾度かの話し合いで、道路整備の傍らで津波一時待避所をこしらえる話になったようです。

Syaro_r  スロープは緩やかで車いすでも乳母車でも押せば上れます。良い避難所事例であると思います。

Hiroba_r  坂の上の広場には200人程度が待避できる広さがあります。

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2009年5月 1日 (金)

下知図書館の防災拠点への改築は財政難で延期に

Shimozitosyokan_r  二葉町地域の「防災拠点」となるであろう下知図書館。4月2日に高知市長と市幹部が、地域のリーダーへの説明で「財政難であり改築予定がたたなくなった。」との説明をされました。

 二葉町は低地であり、海に近く、たびたび浸水被害を受けてきました。

 昭和21年の昭和南海地震でも地域は水没しました。昭和45年の台風10号でも水没し壊滅的被害を受けました。

Gs02kaibatu_r  二葉町は予想される南海地震の震度は7.。地盤は最大2メートル陥没。加えて津波まで来れば甚大な被害が出ることは間違いありません。

 地域には自然地形の高台も公共施設の耐震建築物は皆無です。それだけに下知図書館改築への期待は高いものがありました。

 「自助」「共助」は二葉町自主防災会の活動で高まりました。

 市役所側の「公助」をしっかりしていただきませんと、地域住民は災害の恐怖から免れません。

Shimozissinsui1946_2 1946年の昭和南海地震では二葉町を含む下知地域は水没。約2ヶ月間は水が引かなかったそうです。

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2009年3月 8日 (日)

青柳公園下の耐震貯水槽です

Taishintyosuisou2_2  3月8日の二葉町自主防災会での炊き出し訓練。その飲料水は耐震貯水槽からくみ出しました。その耐震貯水槽の様子です。

(画像はクリックしますと拡大して見ることが出来ます。)

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炊き出し訓練を実施しました

  3月8日午前8時半から準備を始め高知市青柳公園で二葉町自主防災会防災炊き出し訓練をしました。今回は高知市水道局が青柳公園に設置している耐震貯水槽の飲料水を活用し、防災フードバンクにいただきました非常食であるうどんとラーメンを食べます。他に無荒米による炊き出しも行います。

Tsm_r Tcponpu_r  耐震貯水槽の説明を受けたあとは炊き出し訓練をしました。今回は防災寺小屋の西田政雄さんから提供いただいたうどんとラーメンを食べました。

T3_r T5_r  お釜で炊いたご飯でお結びもこしらえました。

約100人の町民が参加しました。事故もトラブルも無く行事は無事終了しました。 Omusubi_r

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2009年3月 7日 (土)

ろうあ協会で荒木副会長が講演しました

Araki2_r  3月7日午後1時半から高知市越前町にある県盲ろう会館にて荒木副会長が二葉町防災会についての活動報告をしました。

 主催は高知市ろうあ協会。聴覚障害の方たちの団体です。講習会は高知市危機管理室、元気いきがい課の職員とともにおこないました。

 会場には高知市ろうあ協会の会員や関係者50人が集まり、説明を熱心に耳を傾けていました。

 手話通訳の人が通訳していました。

Rouasetumeikai_r  荒木副会長は、二葉町自主防災会の結成のいきさつ。町内所帯調査を16の班のリーダーがすべて行い、80歳以上の高齢者、少学3年以下の児童、障害者を災害時要支援者としすべて把握していると説明しました。

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 二葉町は海抜0メートル地帯で海にも近い。それで町内に10箇所の津波災害時一時待避所をこしらえました。

 これは3階立ての共同住宅の所有者と自主防災会との協定を結びました。

  ただ建物は階段ですので、足の悪い人は避難が困難です。そこで民間の建物への一時待避所を確保した実績をもとに国土交通省土佐国道事務所と交渉し、おそらく高知県で初めてであると思いますが、二葉町に隣接している鏡川大橋歩道部に「災害時要援護者待避所」の認可をいただきました。

 質疑応答では、10人から質問がありました。そのなかで「ろうあ者はどうしても聞こえないため情報が入らない。方法はないか。」という切実な問題提起がありました。

 「ろうあ者の皆さんも積極的に町内の行事に参加してください。また意志を自分から積極的に表明ください。二葉町では防災訓練などの連絡を回覧板と全世帯配布の二葉町防災新聞とで行っています。」と説明されました。

 参加者の皆さんは熱心で午後4時過ぎまで講習会は続きました。

 明日(8日)は、青柳公園にて二葉町自主防災会主催の炊き出し訓練です。午前8時半から準備をします。水道局の職員が9時に来られ青柳公園地下にある耐震貯水槽から飲料水を供給しその水を活用し炊き出しを行います。

 防災用品の使い方や、チェーンソオの使い方の講習も行います。

 

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2009年2月19日 (木)

堀川水門が耐震化工事をしています

Horikawas3_r  高知市中ノ島の堀川水門。ようやく耐震化工事が始まりました。

 大地震に自動的に水門が閉まり、津波の被害から市街地を守れるようになるでしょう。

 施設も大きな揺れに絶えられるのであれば、機械室の空き室に食料や飲料水の備蓄などが出来ればよいと思います。

 ともあれそれは今後の課題です。

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2009年2月16日 (月)

「対話と実行」にて下知地区の浸水の危険性を説明

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 2月13日(金)の高知県庁主催の知事との「対話と実行」の中央部高知市で、県庁ホールで夕方開催されました。二葉町自主防災会からは、西村情報班長が意見発表者として「下知地区に津波避難施設の建設を」を知事や県幹部に訴えました。

 その内容です。

 下知地域に公共津波待避施設の建設を

 30年以内に襲来する南海地震。私の居住する高知市二葉町は海抜0メートル地帯。高知大学理学部岡村教授によれば「高知市下知地域の想定震度は最大の7。1メートル以上地盤沈下は確実。水没する。」と言われています。更に巨大地震の場合は津波の襲来も想定されています。

 自宅のある二葉町では2年前に全所帯調査を行い自主防災会を結成しました。町内住民を対象とした講演会や炊き出し訓練、会報の発行、震災地神戸長田区鷹取町の訪問など活動をしてきました。

 防災マップを作成する中で、1番悩んだのは地域内に自然地形の高台がなく、「浸水の恐怖」から逃れる場所がないことです。そこで町内の3階建て以上の共同住宅所有者のご理解を得て、町内会と自主防災害との3者協定を締結し、緊急時一時待避所を町内に10箇所こしらえました。

 急がれるのは公共で耐震性のある津波待避所です。住民200人程度が待避できる場所の設置が急がれます。地域に最低2箇所は必要です。その場所がなければ地震を想定した地域の避難訓練すら出来ません。

具体的には耐震貯水槽がある青柳公園です。せっかくの耐震貯水槽ですが、現状水没すれば周辺市民は飲料水が飲めません。津波待避所と、飲料水の確保できる施設の建設が急務です。

 行政の仕事は住民の命と財産を守ることです。県知事も高知市長も取り組むべく最優先課題として取り組んでいただきたい。同様の地域は高知市だけでも潮江,高須、大津地域です。人口は数万人はいます。県都高知市の中枢を形成しています。

 自助・共助は構築しました。後は公助(国・県・市)の出番です。

 当日以下のチラシを県知事以下幹部に渡しました。

「shimozi-teian.pdf」をダウンロード

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